2012年09月06日
行かねばならない場所(後編)
さて、とうとうやってきました「スパリゾートハワイアンズ」
!!!
東日本大震災の際には、海岸から離れた施設なので津波の被害は無かった
のですが、その後の余震で施設に大きな被害が発生したようです。そのため
全面再開が今年の2月まで掛かってしまいました。
映画でも有名になったこの施設、元々はいわき市の基幹産業であった
石炭採掘業が昭和30年代に衰退したため、石炭業にとっては厄介者だった
温泉を有効活用して新たな産業を興そうと言う事で、石炭採掘会社が
開設したそうです。
なので、事務局加藤が強引に理解するところ、元々が炭田地帯なので、
風景が良い場所ではなく、観光業を振興するには温泉以外に有力な地域資源が
無かった訳です。
ならば、観光資源を自前で作ってしまえ、という事で生まれたのが、
専属のポリネシアンダンシングチーム、通称「フラガール」
。
9月1日のナイトショーは午後8時30分開演、しかし観客大盛況のショー
であるため、席指定無しならば午後7時頃から席取りをしないと座れません。
早速席を陣取って、開演を待ちます。


いよいよ開演。




さすが本物の美技!!もう拍手拍手です。
休憩時間が入り、観客のレッスンタイム。希望者はステージに上がって
レッスンを受けます。


演技再開。

チーム演技もソロ演技も、綺麗綺麗、お見事お見事。「フラ」だけでなく、様々な
ポリネシアンダンスが上演されました。


大歓声に包まれながら、非常に短く感じられた上演時間が終了しました。
素晴らしいショーを堪能でき、いや~良かったです
。
(その後の事は、事務局加藤は良く分からないんです…
)
明けて9月2日(日)、「スパリゾートハワイアンズ」を出発した視察研修一行は、
次の目的地、いわき市小名浜地区に向かいました。
部員の皆さんは、いわき市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」、
福島県立水族館「ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)」
等を視察しました。



こちらが、「ら・ら・ミュウ」の外観と内部。震災時、津波により
1階施設が損壊し、去年11月にやっと再オープン出来たそうです。




こちらが、「アクアマリンふくしま」。館内は大型水槽や山間地植生の再現など、
水族館の限界に挑む展示の工夫により、非常に充実していました。
しかし、この「アクアマリンふくしま」、震災時に甚大な被害を受け、
飼育生物の9割が死亡してしまったそうで、生き残った生物を
何とか他の水族館に避難させ、何とか去年7月に
開館再開できたそうです。

内容盛り沢山だった視察研修もいよいよ終わり、

視察研修一行は静岡県富士市に無事戻って参りました。
今回の視察研修で、富士市商工会青年部が学んだ事は、
事務局加藤のほうでもまだ十分に整理できておりません。
しかし、東日本大震災という未曽有の災害で
被害を受けられた地域の方々が、復興に向けて
頑張っておられる様子と、地元の方々の頑張りだけでは
どうにもできない過酷な状況を拝見し、若手後継者の
資質向上という枠に収まり切らない非常に重要なものを
学ぶ事が出来たと思っております。
(しまった、このブログ書いているうちに時間を忘れ、事務局加藤は他の業務を滞らせてしまった…
現実に戻ります。)
(文責 事務局加藤)

東日本大震災の際には、海岸から離れた施設なので津波の被害は無かった
のですが、その後の余震で施設に大きな被害が発生したようです。そのため
全面再開が今年の2月まで掛かってしまいました。
映画でも有名になったこの施設、元々はいわき市の基幹産業であった
石炭採掘業が昭和30年代に衰退したため、石炭業にとっては厄介者だった
温泉を有効活用して新たな産業を興そうと言う事で、石炭採掘会社が
開設したそうです。
なので、事務局加藤が強引に理解するところ、元々が炭田地帯なので、
風景が良い場所ではなく、観光業を振興するには温泉以外に有力な地域資源が
無かった訳です。
ならば、観光資源を自前で作ってしまえ、という事で生まれたのが、
専属のポリネシアンダンシングチーム、通称「フラガール」

9月1日のナイトショーは午後8時30分開演、しかし観客大盛況のショー
であるため、席指定無しならば午後7時頃から席取りをしないと座れません。
早速席を陣取って、開演を待ちます。
いよいよ開演。
さすが本物の美技!!もう拍手拍手です。
休憩時間が入り、観客のレッスンタイム。希望者はステージに上がって
レッスンを受けます。
演技再開。
チーム演技もソロ演技も、綺麗綺麗、お見事お見事。「フラ」だけでなく、様々な
ポリネシアンダンスが上演されました。
大歓声に包まれながら、非常に短く感じられた上演時間が終了しました。
素晴らしいショーを堪能でき、いや~良かったです

(その後の事は、事務局加藤は良く分からないんです…

明けて9月2日(日)、「スパリゾートハワイアンズ」を出発した視察研修一行は、
次の目的地、いわき市小名浜地区に向かいました。
部員の皆さんは、いわき市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」、
福島県立水族館「ふくしま海洋科学館(アクアマリンふくしま)」
等を視察しました。
こちらが、「ら・ら・ミュウ」の外観と内部。震災時、津波により
1階施設が損壊し、去年11月にやっと再オープン出来たそうです。
こちらが、「アクアマリンふくしま」。館内は大型水槽や山間地植生の再現など、
水族館の限界に挑む展示の工夫により、非常に充実していました。
しかし、この「アクアマリンふくしま」、震災時に甚大な被害を受け、
飼育生物の9割が死亡してしまったそうで、生き残った生物を
何とか他の水族館に避難させ、何とか去年7月に
開館再開できたそうです。
内容盛り沢山だった視察研修もいよいよ終わり、
視察研修一行は静岡県富士市に無事戻って参りました。
今回の視察研修で、富士市商工会青年部が学んだ事は、
事務局加藤のほうでもまだ十分に整理できておりません。
しかし、東日本大震災という未曽有の災害で
被害を受けられた地域の方々が、復興に向けて
頑張っておられる様子と、地元の方々の頑張りだけでは
どうにもできない過酷な状況を拝見し、若手後継者の
資質向上という枠に収まり切らない非常に重要なものを
学ぶ事が出来たと思っております。
(しまった、このブログ書いているうちに時間を忘れ、事務局加藤は他の業務を滞らせてしまった…

(文責 事務局加藤)
Posted by 富士市商工会 at
13:11
│Comments(0)
2012年09月05日
行かねばならない場所(前編)
富士市商工会青年部で育ててきたひまわり、マーガレットのような
小振りな花になってしまいお恥ずかしい限りですが、花が咲きました。

富士市商工会青年部は、このひまわり達の故郷を訪れる事にしました。
そう、福島県です。本年度視察研修を、9月1日(土)・2日(日)の2日間で
行なってきました。
行程は、全国商工会青年部連合会の本年度都道府県商工会青年部連合会
リーダー研修会(7月3・4日)にて、静岡県兼青連役員の皆様が
辿られた行程を参考とし、福島県いわき市内各所を巡るコースとしました。
静岡県下の商工会青年部は「福島ひまわり里親プロジェクト」
を始めとする諸事業を通じ、東日本大震災の被災地の中でも
相対的に福島県の皆様にお世話になる機会が多いため、
福島県の実状を実地で学ぶべく、富士市商工会青年部も
福島県を訪れた次第です。
9月1日早朝、望月(隆)部長以下の部員の皆さんは、ひまわりを背に、
「震災被災地の復興を応援するため、しっかりと現地の状況を学んで来よう」
と気持ちを引き締めて、出発しました。

(「え~?、何かみんな遊ぶ気満々っぽいやん」という突っ込みは、
まだお待ち下さい
。)
部員9名に事務局加藤が随行し、車両2台に分乗し、300kmを超える走行の末、
到着しました、福島県いわき市。
先ずは、いわき市久之浜町を訪れました。
先ず拝見したのが、仮設商店街「浜風商店街」。久之浜町中心部で津波被害が
大きかったため、地元の久之浜町商工会が仮設店舗設置を支援し、去年9月3日にオープンしました。
(久之浜町商工会も会館が被災し、仮事務所が浜風商店街内に設置されています。)
9月1日には、丁度、1周年記念祭が行なわれていました。

いわき市立久之浜中学校吹奏楽部の演奏が行なわれる中、

浜風商店街の中に入っていきます。

一角に、震災被害を伝える展示室があり、


展示されている写真の数々を目の当たりにし、部員の皆さんも真剣な様子で
写真を見ました。

久之浜殿上崎の南の海岸に来まして、海岸のほうは風光明媚なのですが…
(注)以下の被災地画像は、被災地の外の方々に現状を知って頂くために
事務局加藤の判断で掲載します。被災された方々のご迷惑となる事が
分かりましたら、削除いたします。



震災から1年半近く経ち、瓦礫の撤去が済んでおりましたが、住宅の基礎だけが
残る場所が延々と続いておりました。

部員の皆さんも、この光景を前にして言葉が少なくなりました。


続いて向かった「道の駅よつくら港」。
津波により大きな被害を受け、再建に当たり防災拠点機能を強化するため
被災前に1階建てだった施設を2階建てにし、8月11日に再オープンしたそうです。

そして、続いて向かったのは、いわき市内でも特に被害が大きかった、平薄磯地区。
薄磯海岸は、とても綺麗な海岸で、

部員の皆さんもしばし見とれておりました。
しかし、その綺麗な海岸の傍に立つ、いわき市立豊間中学校
(グランドピアノの復活で取り上げられる事が多い所です)では、

校庭に未処理の瓦礫が高く積み上げられていました。
現在、豊間中学校の校舎はまだ使用再開できず、隣の藤間中学校内で
授業を行なっているそうです。
静岡にいると、東日本大震災の被災地の現状について、ニュース等で
目にする機会が減っているように感じられます。しかし被災地では、
地元の方々が復興の取組に精いっぱいで励んでおられると共に、
まだ復興の取組を始める事すらできない過酷な状況も残っている
という事を、この視察研修で知る事となりました。
では、 「いわき市の経済を盛り上げる事に貢献しよう!(←建前)」という事で
視察研修一行が向かった先は…
(いやぁ真面目な話、「浜風商店街」で「宿泊は○ワイ○ンズです」と言ったら、展示ブース係の方に
「地元経済復興にご協力ありがとうございます。」と言って頂けたんです…)
続きは(後編)をお待ち下さい
。
(文責 事務局加藤)
小振りな花になってしまいお恥ずかしい限りですが、花が咲きました。
富士市商工会青年部は、このひまわり達の故郷を訪れる事にしました。
そう、福島県です。本年度視察研修を、9月1日(土)・2日(日)の2日間で
行なってきました。
行程は、全国商工会青年部連合会の本年度都道府県商工会青年部連合会
リーダー研修会(7月3・4日)にて、静岡県兼青連役員の皆様が
辿られた行程を参考とし、福島県いわき市内各所を巡るコースとしました。
静岡県下の商工会青年部は「福島ひまわり里親プロジェクト」
を始めとする諸事業を通じ、東日本大震災の被災地の中でも
相対的に福島県の皆様にお世話になる機会が多いため、
福島県の実状を実地で学ぶべく、富士市商工会青年部も
福島県を訪れた次第です。
9月1日早朝、望月(隆)部長以下の部員の皆さんは、ひまわりを背に、
「震災被災地の復興を応援するため、しっかりと現地の状況を学んで来よう」
と気持ちを引き締めて、出発しました。
(「え~?、何かみんな遊ぶ気満々っぽいやん」という突っ込みは、
まだお待ち下さい

部員9名に事務局加藤が随行し、車両2台に分乗し、300kmを超える走行の末、
到着しました、福島県いわき市。
先ずは、いわき市久之浜町を訪れました。
先ず拝見したのが、仮設商店街「浜風商店街」。久之浜町中心部で津波被害が
大きかったため、地元の久之浜町商工会が仮設店舗設置を支援し、去年9月3日にオープンしました。
(久之浜町商工会も会館が被災し、仮事務所が浜風商店街内に設置されています。)
9月1日には、丁度、1周年記念祭が行なわれていました。
いわき市立久之浜中学校吹奏楽部の演奏が行なわれる中、
浜風商店街の中に入っていきます。
一角に、震災被害を伝える展示室があり、
展示されている写真の数々を目の当たりにし、部員の皆さんも真剣な様子で
写真を見ました。
久之浜殿上崎の南の海岸に来まして、海岸のほうは風光明媚なのですが…
(注)以下の被災地画像は、被災地の外の方々に現状を知って頂くために
事務局加藤の判断で掲載します。被災された方々のご迷惑となる事が
分かりましたら、削除いたします。
震災から1年半近く経ち、瓦礫の撤去が済んでおりましたが、住宅の基礎だけが
残る場所が延々と続いておりました。
部員の皆さんも、この光景を前にして言葉が少なくなりました。
続いて向かった「道の駅よつくら港」。
津波により大きな被害を受け、再建に当たり防災拠点機能を強化するため
被災前に1階建てだった施設を2階建てにし、8月11日に再オープンしたそうです。
そして、続いて向かったのは、いわき市内でも特に被害が大きかった、平薄磯地区。
薄磯海岸は、とても綺麗な海岸で、
部員の皆さんもしばし見とれておりました。
しかし、その綺麗な海岸の傍に立つ、いわき市立豊間中学校
(グランドピアノの復活で取り上げられる事が多い所です)では、
校庭に未処理の瓦礫が高く積み上げられていました。
現在、豊間中学校の校舎はまだ使用再開できず、隣の藤間中学校内で
授業を行なっているそうです。
静岡にいると、東日本大震災の被災地の現状について、ニュース等で
目にする機会が減っているように感じられます。しかし被災地では、
地元の方々が復興の取組に精いっぱいで励んでおられると共に、
まだ復興の取組を始める事すらできない過酷な状況も残っている
という事を、この視察研修で知る事となりました。
では、 「いわき市の経済を盛り上げる事に貢献しよう!
視察研修一行が向かった先は…
(いやぁ真面目な話、「浜風商店街」で「宿泊は○ワイ○ンズです」と言ったら、展示ブース係の方に
「地元経済復興にご協力ありがとうございます。」と言って頂けたんです…)
続きは(後編)をお待ち下さい

(文責 事務局加藤)
Posted by 富士市商工会 at
13:43
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