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プロフィール
富士市商工会

2012年09月05日

行かねばならない場所(前編)

富士市商工会青年部で育ててきたひまわり、マーガレットのような
小振りな花になってしまいお恥ずかしい限りですが、花が咲きました。


 富士市商工会青年部は、このひまわり達の故郷を訪れる事にしました。
そう、福島県です。本年度視察研修を、9月1日(土)・2日(日)の2日間で
行なってきました。

 行程は、全国商工会青年部連合会の本年度都道府県商工会青年部連合会
リーダー研修会(7月3・4日)にて、静岡県兼青連役員の皆様が
辿られた行程
を参考とし、福島県いわき市内各所を巡るコースとしました。

 静岡県下の商工会青年部は「福島ひまわり里親プロジェクト」
を始めとする諸事業を通じ、東日本大震災の被災地の中でも
相対的に福島県の皆様にお世話になる機会が多いため、
福島県の実状を実地で学ぶべく、富士市商工会青年部も
福島県を訪れた次第です。

 9月1日早朝、望月(隆)部長以下の部員の皆さんは、ひまわりを背に、
「震災被災地の復興を応援するため、しっかりと現地の状況を学んで来よう」
と気持ちを引き締めて、出発しました。


(「え~?、何かみんな遊ぶ気満々っぽいやん」という突っ込みは、
 まだお待ち下さい顔06。)

 部員9名に事務局加藤が随行し、車両2台に分乗し、300kmを超える走行の末、
到着しました、福島県いわき市。
 先ずは、いわき市久之浜町を訪れました。

 先ず拝見したのが、仮設商店街「浜風商店街」。久之浜町中心部で津波被害が
大きかったため、地元の久之浜町商工会が仮設店舗設置を支援し、去年9月3日にオープンしました。
(久之浜町商工会も会館が被災し、仮事務所が浜風商店街内に設置されています。)

 9月1日には、丁度、1周年記念祭が行なわれていました。

 
いわき市立久之浜中学校吹奏楽部の演奏が行なわれる中、


浜風商店街の中に入っていきます。


一角に、震災被害を伝える展示室があり、



展示されている写真の数々を目の当たりにし、部員の皆さんも真剣な様子で
写真を見ました。


久之浜殿上崎の南の海岸に来まして、海岸のほうは風光明媚なのですが…

(注)以下の被災地画像は、被災地の外の方々に現状を知って頂くために
  事務局加藤の判断で掲載します。被災された方々のご迷惑となる事が
  分かりましたら、削除いたします。




震災から1年半近く経ち、瓦礫の撤去が済んでおりましたが、住宅の基礎だけが
残る場所が延々と続いておりました。


部員の皆さんも、この光景を前にして言葉が少なくなりました。



続いて向かった「道の駅よつくら港」
津波により大きな被害を受け、再建に当たり防災拠点機能を強化するため
被災前に1階建てだった施設を2階建てにし、8月11日に再オープンしたそうです。


そして、続いて向かったのは、いわき市内でも特に被害が大きかった、平薄磯地区。
薄磯海岸は、とても綺麗な海岸で、

部員の皆さんもしばし見とれておりました。

 しかし、その綺麗な海岸の傍に立つ、いわき市立豊間中学校
(グランドピアノの復活で取り上げられる事が多い所です)では、

校庭に未処理の瓦礫が高く積み上げられていました。
現在、豊間中学校の校舎はまだ使用再開できず、隣の藤間中学校内で
授業を行なっているそうです。

 静岡にいると、東日本大震災の被災地の現状について、ニュース等で
目にする機会が減っているように感じられます。しかし被災地では、
地元の方々が復興の取組に精いっぱいで励んでおられると共に、
まだ復興の取組を始める事すらできない過酷な状況も残っている
という事を、この視察研修で知る事となりました。


 では、 「いわき市の経済を盛り上げる事に貢献しよう! (←建前)という事で
視察研修一行が向かった先は…
(いやぁ真面目な話、「浜風商店街」で「宿泊は○ワイ○ンズです」と言ったら、展示ブース係の方に
 「地元経済復興にご協力ありがとうございます。」と言って頂けたんです…)


続きは(後編)をお待ち下さい顔01

(文責 事務局加藤)  


Posted by 富士市商工会 at 13:43Comments(0)