2018年01月30日
事業承継、受け継ぐべきもの
商工会青年部は、若手後継者が将来の事業承継のために、経営者資質の向上に励むためにあります。もちろんそれだけではありませんが、青年部の重要な事業目的です。
富士市商工会青年部でも、望月真一部長が天野園芸㈱の代表取締役に、

一条幸弘さんが㈱日新製作所の代表取締役に、

それぞれ昨年平成29年の秋に就任しました。
そして青年部には、これから(父君から)経営を引き継ぐという部員さんもおられます。研修委員長の尾崎幹雄さん(㈲尾﨑商店の取締役)もそんな一人。

そこで、事業承継について改めてしっかり勉強しようと、
尾崎さんが中心になり、青年部で事業承継研修会を企画しました。
講師には、「事業承継の事ならこの方にお聞きすべし‼」
という事業承継支援の第一人者、静岡県事業引継ぎ支援センターの
清水至亮統括に来て頂ける事になりました。
この事業承継研修は、1月19日(金)、2月23日(金)の2回に渡り
行われるもので、1月19日の第1回、

代表取締役に就任したばかりの望月真一部長が開会挨拶し、

これから代表取締役になる研修委員長・尾崎さんが
「自分自身、事業承継についてしっかり勉強したいと思い、今回の研修を企画しました」
と研修趣旨説明。
事業承継は、「社長になる」という形式的な部分だけで完了するものではありません。
なので、代表取締役就任の前はもちろん、就任後であっても、円滑な事業承継のための取組が非常に大事です。
早速、清水統括の講演開始。

事業承継を「経営」「財産」「意志」の承継
というように大きく3つの承継に分けて説明して頂き、
経営権を中心とする「経営」の承継と、
自社株式や事業用財産など「財産」の承継については
会社法など制度詳細をご説明頂きました。
「経営」、「財産」の承継はどちらも重要ですが、
これが無くなれば会社が会社でなくなってしまうという
「意志」の承継が最も重要である事を
ご説明頂きました。
「事業承継とは、後継者に経営の権利や財産を引き継ぐだけでなく、
経営理念や家訓、信条のような『意志』を引き継ぐことです。
そのためには、父上が社長ならその父上と、
皆さんのような後継者が、父上の『思い』を
しっかり受け止められるよう、
十分なコミュニケーションをとる事が最も大事です。」

「事業に対する『思い』は、経営者と後継者だけが
持っていれば良いのではなく、
兄弟姉妹はじめ親族(ファミリー)で
共有する事も非常に大事です。
後継者に株主議決権を集中させ、
事業用資産の分散も防ぐ事も大事ですが
ファミリーが事業への『思い』を共有している事が、
創業者から代々の経営者の『思い』を
後継者に伝える『意志の伝承』に不可欠です。」
…と、講義が進んだところで第1回は終了。
ここからはご案内です。
2月23日(金)の第2回では、M&Aについて
清水統括に講義をお願いする予定です。
M&Aは、Mergers(合併)&Acquisitions(買収)の略で、
小説やドラマではシリアスな物語設定の中で
出てくることが多いのですが、中小企業・小規模企業にも
事業を譲渡する側、譲受する側どちらにもメリットが大きい取組です。
若手後継者、若手経営者が、これから自社を発展させる際、
全く新規に新事業を立ち上げるより、他の会社から事業を
譲り受けるほうが良い、という事が有り得ます。
そこで、清水統括から、これからM&Aの担い手として
若手後継者、若手経営者が重要になるので、取り上げる価値が高いと
ご提案頂きました。
という事で、これから事業承継する若手後継者の方、
代表を継いだばかりの若手経営者の方をはじめ、
M&Aに関心をお持ちの方は、
研修会第2回からの参加も大歓迎です
。


(セミナー案内はサムネイルをクリック)
事業承継研修第2回、奮ってご参加の程、宜しくお願いします。
(文責 事務局加藤)
富士市商工会青年部でも、望月真一部長が天野園芸㈱の代表取締役に、

一条幸弘さんが㈱日新製作所の代表取締役に、

それぞれ昨年平成29年の秋に就任しました。
そして青年部には、これから(父君から)経営を引き継ぐという部員さんもおられます。研修委員長の尾崎幹雄さん(㈲尾﨑商店の取締役)もそんな一人。

そこで、事業承継について改めてしっかり勉強しようと、
尾崎さんが中心になり、青年部で事業承継研修会を企画しました。
講師には、「事業承継の事ならこの方にお聞きすべし‼」
という事業承継支援の第一人者、静岡県事業引継ぎ支援センターの
清水至亮統括に来て頂ける事になりました。
この事業承継研修は、1月19日(金)、2月23日(金)の2回に渡り
行われるもので、1月19日の第1回、

代表取締役に就任したばかりの望月真一部長が開会挨拶し、

これから代表取締役になる研修委員長・尾崎さんが
「自分自身、事業承継についてしっかり勉強したいと思い、今回の研修を企画しました」
と研修趣旨説明。
事業承継は、「社長になる」という形式的な部分だけで完了するものではありません。
なので、代表取締役就任の前はもちろん、就任後であっても、円滑な事業承継のための取組が非常に大事です。
早速、清水統括の講演開始。

事業承継を「経営」「財産」「意志」の承継
というように大きく3つの承継に分けて説明して頂き、
経営権を中心とする「経営」の承継と、
自社株式や事業用財産など「財産」の承継については
会社法など制度詳細をご説明頂きました。
「経営」、「財産」の承継はどちらも重要ですが、
これが無くなれば会社が会社でなくなってしまうという
「意志」の承継が最も重要である事を
ご説明頂きました。
「事業承継とは、後継者に経営の権利や財産を引き継ぐだけでなく、
経営理念や家訓、信条のような『意志』を引き継ぐことです。
そのためには、父上が社長ならその父上と、
皆さんのような後継者が、父上の『思い』を
しっかり受け止められるよう、
十分なコミュニケーションをとる事が最も大事です。」

「事業に対する『思い』は、経営者と後継者だけが
持っていれば良いのではなく、
兄弟姉妹はじめ親族(ファミリー)で
共有する事も非常に大事です。
後継者に株主議決権を集中させ、
事業用資産の分散も防ぐ事も大事ですが
ファミリーが事業への『思い』を共有している事が、
創業者から代々の経営者の『思い』を
後継者に伝える『意志の伝承』に不可欠です。」
…と、講義が進んだところで第1回は終了。
ここからはご案内です。
2月23日(金)の第2回では、M&Aについて
清水統括に講義をお願いする予定です。
M&Aは、Mergers(合併)&Acquisitions(買収)の略で、
小説やドラマではシリアスな物語設定の中で
出てくることが多いのですが、中小企業・小規模企業にも
事業を譲渡する側、譲受する側どちらにもメリットが大きい取組です。
若手後継者、若手経営者が、これから自社を発展させる際、
全く新規に新事業を立ち上げるより、他の会社から事業を
譲り受けるほうが良い、という事が有り得ます。
そこで、清水統括から、これからM&Aの担い手として
若手後継者、若手経営者が重要になるので、取り上げる価値が高いと
ご提案頂きました。
という事で、これから事業承継する若手後継者の方、
代表を継いだばかりの若手経営者の方をはじめ、
M&Aに関心をお持ちの方は、
研修会第2回からの参加も大歓迎です



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事業承継研修第2回、奮ってご参加の程、宜しくお願いします。
(文責 事務局加藤)
Posted by 富士市商工会 at
19:37
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