2017年10月31日
可愛い子には判断をさせよ
季節は秋、季節外れの台風が連続しても秋、
という事で各団体の秋季事業が盛り沢山なこの時期、
富士市商工会青年部も各種の活動に従事しました。
10月8日(日)には、大相撲富士山場所秋巡業が行われ、
会場では富士警察署・富士防犯協会、富士市役所市民部市民安全課の
防犯啓発活動も行われました。
青年部からも望月真一部長と防犯担当委員長の内海太一さんが
参加し、振り込め詐欺防止の防犯啓発を行いました。


10月13日(金)には、富士駿東地区商工会連絡協議会
(静岡県内で富士山周辺地域の8商工会が集まる連絡協議会)
青年部講習会が行われ、富士市商工会青年部から
望月(真)部長、内海さん、一条幸弘さんが出席し、
長泉町商工会青年部で取り組んでいる
ジュニアエコノミーカレッジについて学びました。
ジュニアエコノミーカレッジ(ジュニエコ)とは、
子どもたち(小学校5・6年生くらい)が1チーム5名で
仮想の「株式会社」を作り、仕入、製造、販売から決算などなど、
会社の経営で行う一通りの事を体験するプログラムです。
「出資」を受けたり、「融資」を受けるというプログラムもあります。
ジュニエコの取組は、平成12年に福島県会津若松商工会議所青年部(YEG)で
開始され、以降全国29カ所の商工会議所青年部、商工会青年部等で
実施されているそうです。
静岡県内では掛川商工会議所青年部、島田市商工会青年部に続き、
長泉町商工会青年部が島田市商工会青年部の協力を受けて
ジュニエコに取り組んでいます。
長泉町青年部の「融資」プログラムでは、子供たちが
「銀行」に「融資」の申込をするため、お金が必要な理由と
使い方、返済の計画などプレゼンテーションを行うのですが、
その「銀行」役に、本物の金融機関職員さんが参加するそうです
。
「株式会社」は仮想ですが、実際に作ったものを販売までする
という、子供でなくとも大人にもハードな経営体験。
このジュニエコ、地域の未来を担う子供たちの成長を
後押しする取組なので、商工会議所や商工会の青年部が
地域活性化のために行う取組として意義が大きい事は
すぐに理解できます。
しかし、参加する子供はもちろん、子どもたちが
充実した時間を過ごせるよう、周りの大人が
上手ーくサポートする必要があるため、
その運営の大変さは相当なものではないかと
想像できました。
今回、講師には、まさにジュニエコの生みの親、
NPO法人ジュニアエコノミーカレッジ・吉川哲也理事長に
お越し頂きまして、

●ジュニエコは、受動的な職業体験とは異なり、
実際の事業経営を体験するものなので、子供たち自身が自分で考え、
自分で決める体験をする事がとっても重要。
やりがいや責任は、自分で考えて決めるからこそ実感出来る。
●地元の大人が積極的に関わる事は重要。しかし大人は子供に、
決めるために必要な知識を教えるまではしても良いが、
どうすべきかは決して教えてはいけない。
と、ジュニエコの柱となる考え方を教えて頂きました。
これで、ジュニエコが
・若手後継者の立場に置き換えれば、若手後継者が成長するためには
自分で考え、決める体験を重ねていく必要がある。
・人材育成に取り組む経営者の立場に置き換えてみれば、
人が育つためには、答えを与えるのではなく、
自分で考え、決めるための環境を整えながら見守る事が重要。
というような感じで、若手後継者・経営者自身にも気づきを与える
有効な取組ではないかと理解できました(事務局加藤の理解です
)。

吉川講師の講演の後、各青年部員の皆さんで意見交換を行いました。
ジュニエコの意義や効果は全ての方が高く評価されていたものの、
実際に自分の青年部で取り組めるか?となると、
地元小学校や保護者の理解・協力が不可欠、
そして運営を担当する青年部の負担も大きいものであり、
「う~ん…
」となる場面も見受けられまして…。
改めて、島田市商工会青年部、長泉町商工会青年部の
取組への敬意が湧きました。
しかし、吉川講師が、
「ジュニエコに決まった形は無い、自由に変えられる」
とおっしゃり、ジュニエコが目指すものを、様々な形で
目指して構わないという事を確認できました。
事務局加藤としましても、富士市商工会青年部の事業で
ジュニエコが目指すもの(と事務局加藤が勝手に解釈している)、
何と言いますか子供をはじめ周囲の人の成長を後押ししながら
実は部員さん自身も成長する、そんな事業が出来るよう
部員の皆さんのサポートに励んで参ります
。
(文責 事務局加藤)
という事で各団体の秋季事業が盛り沢山なこの時期、
富士市商工会青年部も各種の活動に従事しました。
10月8日(日)には、大相撲富士山場所秋巡業が行われ、
会場では富士警察署・富士防犯協会、富士市役所市民部市民安全課の
防犯啓発活動も行われました。
青年部からも望月真一部長と防犯担当委員長の内海太一さんが
参加し、振り込め詐欺防止の防犯啓発を行いました。


10月13日(金)には、富士駿東地区商工会連絡協議会
(静岡県内で富士山周辺地域の8商工会が集まる連絡協議会)
青年部講習会が行われ、富士市商工会青年部から
望月(真)部長、内海さん、一条幸弘さんが出席し、
長泉町商工会青年部で取り組んでいる
ジュニアエコノミーカレッジについて学びました。
ジュニアエコノミーカレッジ(ジュニエコ)とは、
子どもたち(小学校5・6年生くらい)が1チーム5名で
仮想の「株式会社」を作り、仕入、製造、販売から決算などなど、
会社の経営で行う一通りの事を体験するプログラムです。
「出資」を受けたり、「融資」を受けるというプログラムもあります。
ジュニエコの取組は、平成12年に福島県会津若松商工会議所青年部(YEG)で
開始され、以降全国29カ所の商工会議所青年部、商工会青年部等で
実施されているそうです。
静岡県内では掛川商工会議所青年部、島田市商工会青年部に続き、
長泉町商工会青年部が島田市商工会青年部の協力を受けて
ジュニエコに取り組んでいます。
長泉町青年部の「融資」プログラムでは、子供たちが
「銀行」に「融資」の申込をするため、お金が必要な理由と
使い方、返済の計画などプレゼンテーションを行うのですが、
その「銀行」役に、本物の金融機関職員さんが参加するそうです

「株式会社」は仮想ですが、実際に作ったものを販売までする
という、子供でなくとも大人にもハードな経営体験。
このジュニエコ、地域の未来を担う子供たちの成長を
後押しする取組なので、商工会議所や商工会の青年部が
地域活性化のために行う取組として意義が大きい事は
すぐに理解できます。
しかし、参加する子供はもちろん、子どもたちが
充実した時間を過ごせるよう、周りの大人が
上手ーくサポートする必要があるため、
その運営の大変さは相当なものではないかと
想像できました。
今回、講師には、まさにジュニエコの生みの親、
NPO法人ジュニアエコノミーカレッジ・吉川哲也理事長に
お越し頂きまして、

●ジュニエコは、受動的な職業体験とは異なり、
実際の事業経営を体験するものなので、子供たち自身が自分で考え、
自分で決める体験をする事がとっても重要。
やりがいや責任は、自分で考えて決めるからこそ実感出来る。
●地元の大人が積極的に関わる事は重要。しかし大人は子供に、
決めるために必要な知識を教えるまではしても良いが、
どうすべきかは決して教えてはいけない。
と、ジュニエコの柱となる考え方を教えて頂きました。
これで、ジュニエコが
・若手後継者の立場に置き換えれば、若手後継者が成長するためには
自分で考え、決める体験を重ねていく必要がある。
・人材育成に取り組む経営者の立場に置き換えてみれば、
人が育つためには、答えを与えるのではなく、
自分で考え、決めるための環境を整えながら見守る事が重要。
というような感じで、若手後継者・経営者自身にも気づきを与える
有効な取組ではないかと理解できました(事務局加藤の理解です


吉川講師の講演の後、各青年部員の皆さんで意見交換を行いました。
ジュニエコの意義や効果は全ての方が高く評価されていたものの、
実際に自分の青年部で取り組めるか?となると、
地元小学校や保護者の理解・協力が不可欠、
そして運営を担当する青年部の負担も大きいものであり、
「う~ん…

改めて、島田市商工会青年部、長泉町商工会青年部の
取組への敬意が湧きました。
しかし、吉川講師が、
「ジュニエコに決まった形は無い、自由に変えられる」
とおっしゃり、ジュニエコが目指すものを、様々な形で
目指して構わないという事を確認できました。
事務局加藤としましても、富士市商工会青年部の事業で
ジュニエコが目指すもの(と事務局加藤が勝手に解釈している)、
何と言いますか子供をはじめ周囲の人の成長を後押ししながら
実は部員さん自身も成長する、そんな事業が出来るよう
部員の皆さんのサポートに励んで参ります

(文責 事務局加藤)
Posted by 富士市商工会 at
20:57
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