詰んでない、紡ぎたい
11月、富士市商工会青年部では、
10月の勢いを保って活発に活動・・・
というように順調には進みませんでした。
やはり、若手経営者、若手後継者として
バリバリ業務に従事する青年部員の皆さん、
どうしても忙しくなってしまいまして・・・
(
↓ 何となくデジャヴな感じの11月定例会議(11月20日))
しかし、富士市商工会青年部は
「本業が元気であってこその青年部!」
がモットーになっています。なので、
本業(=部員が所属する事業所の事業)優先で、
本業を頑張るべき時はまず本業、
という方針です。
だから、各部員の皆さんの業務の都合に
配慮しつつ、会議等の活動に参加できるときに
経営知識の習得にしっかり取り組んでいます。
(
そんな取組の一例)
なので、
「青年部って活動きつくない?」
と不安に感じられる若手経営者、若手後継者の皆様、
安心してください、
はいてますよ入って無理なく楽しめますよ。
そんな取組の一つとして、
地区連(富士駿東地区商工会連絡協議会)青年部会の研修に参加。
今回、裾野市商工会青年部さんが幹事となり
裾野市のまちづくりにおける大きな変化
について研修会を企画して頂き、一条幸弘部長が
聴講しました(11月12日(火))。
「大きな変化」と書きましたが、裾野市では
トヨタ自動車東日本株式会社の東富士工場が
令和2年(2020年)12月に閉所となりました。
その後のまちづくりがどうなるか
ということが、地域社会にとても大きな影響を与えることが
容易に想像できます。
研修会では、
「大企業と地域の関わり、裾野市の現状とこれからのまちづくり」
をテーマに、裾野市役所の
戦略推進担当の方々に
裾野市のこれまでの取組、これからの取組
について、ご講演頂きました。
裾野市では、トヨタ自動車グループをはじめ
大規模製造企業の誘致が行われ、
市内産業の活性化が進みました。
しかし、
・高齢化などの社会構造の変化による財政負担の増加
・企業業績や税制改正等の影響
による市税収入減収となり、財政調整基金により
補填する財政運営が続き、そんな中、令和2年
トヨタ自動車東日本㈱東富士工場の閉所となりました。
新型コロナウイルス感染症も蔓延して
地域経済が様々な影響を受けた時期、
裾野市で令和3年2月に
「財政非常事態」が宣言され、
財政健全化を進めつつ、市民満足度を向上させ、
「人と企業に選ばれるまち」
となることを目指す戦略が採られているとのこと。
今後、トヨタ自動車東日本㈱東富士工場跡地に
「Woven City」
が
設置されるので、それに合わせて、
JR岩波駅から「Woven City」に向かうエリアで、
来訪者や住民の回遊性を高めるため、
地区の整備を準備しているそうです。
また、スポーツツーリズムも振興するなど、
市の活力向上に取り組んでいるとのこと。
「Woven City」は、トヨタ自動車が、
顧客への価値の提供を、
クルマをつくることから、Mobility(ヒトが移動すること)を提供することに
転換することを目指した結果、
クルマに走行試験のテストコールがあるように、
「Woven City」が、ヒトが暮らすまちの
「モビリティのテストコース」
となることを目指しているそうです。
※…今回のブログでは、「Woven City」関係のWEBサイトへの
リンクを自粛します。
各自で検索お願いします。
しっかり研修受講した後は、やっぱりお楽しみの交流。
地区連の青年部の皆さんで盛り上がりました。
(↑飯田幸宏部会長の発声で懇親スタート)
裾野市商工会青年部の皆様、研修・交流事業
につきまして、ありがとうございました。
富士市でも、
こんなことがあったりして
地元に住んでいる人々、訪れる人々が
快適でいられる「まち」の在り方が
模索されています。
商工会青年部は、現役世代として
地元で仕事に励んでいるからこそ
より良い「まちづくり」も学んでいきます。
そんなこんなで、もう令和6年も年末。
富士市商工会青年部、依然、
最大の課題を克服するため
頑張って参ります。
(文責 事務局加藤)