富士市商工会青年部で育ててきたひまわり、マーガレットのような
小振りな花になってしまいお恥ずかしい限りですが、花が咲きました。
富士市商工会青年部は、このひまわり達の故郷を訪れる事にしました。
そう、福島県です。本年度視察研修を、9月1日(土)・2日(日)の2日間で
行なってきました。
行程は、全国商工会青年部連合会の本年度都道府県商工会青年部連合会
リーダー研修会(7月3・4日)にて、
静岡県兼青連役員の皆様が
辿られた行程を参考とし、福島県いわき市内各所を巡るコースとしました。
静岡県下の商工会青年部は
「福島ひまわり里親プロジェクト」
を始めとする諸事業を通じ、東日本大震災の被災地の中でも
相対的に福島県の皆様にお世話になる機会が多いため、
福島県の実状を実地で学ぶべく、富士市商工会青年部も
福島県を訪れた次第です。
9月1日早朝、望月(隆)部長以下の部員の皆さんは、ひまわりを背に、
「震災被災地の復興を応援するため、しっかりと現地の状況を学んで来よう」
と気持ちを引き締めて、出発しました。
(
「え~?、何かみんな遊ぶ気満々っぽいやん」という突っ込みは、
まだお待ち下さい。)
部員9名に事務局加藤が随行し、車両2台に分乗し、300kmを超える走行の末、
到着しました、福島県いわき市。
先ずは、いわき市久之浜町を訪れました。
先ず拝見したのが、仮設商店街「浜風商店街」。久之浜町中心部で津波被害が
大きかったため、地元の
久之浜町商工会が仮設店舗設置を支援し、去年9月3日にオープンしました。
(久之浜町商工会も会館が被災し、仮事務所が浜風商店街内に設置されています。)
9月1日には、丁度、
1周年記念祭が行なわれていました。
いわき市立久之浜中学校吹奏楽部の演奏が行なわれる中、
浜風商店街の中に入っていきます。
一角に、震災被害を伝える展示室があり、
展示されている写真の数々を目の当たりにし、部員の皆さんも真剣な様子で
写真を見ました。
久之浜殿上崎の南の海岸に来まして、海岸のほうは風光明媚なのですが…
(注)以下の被災地画像は、被災地の外の方々に現状を知って頂くために
事務局加藤の判断で掲載します。被災された方々のご迷惑となる事が
分かりましたら、削除いたします。
震災から1年半近く経ち、瓦礫の撤去が済んでおりましたが、住宅の基礎だけが
残る場所が延々と続いておりました。
部員の皆さんも、この光景を前にして言葉が少なくなりました。
続いて向かった
「道の駅よつくら港」。
津波により大きな被害を受け、再建に当たり防災拠点機能を強化するため
被災前に1階建てだった施設を2階建てにし、8月11日に再オープンしたそうです。
そして、続いて向かったのは、いわき市内でも特に被害が大きかった、平薄磯地区。
薄磯海岸は、とても綺麗な海岸で、
部員の皆さんもしばし見とれておりました。
しかし、その綺麗な海岸の傍に立つ、いわき市立豊間中学校
(
グランドピアノの復活で取り上げられる事が多い所です)では、
校庭に未処理の瓦礫が高く積み上げられていました。
現在、豊間中学校の校舎はまだ使用再開できず、隣の藤間中学校内で
授業を行なっているそうです。
静岡にいると、東日本大震災の被災地の現状について、ニュース等で
目にする機会が減っているように感じられます。しかし被災地では、
地元の方々が復興の取組に精いっぱいで励んでおられると共に、
まだ復興の取組を始める事すらできない過酷な状況も残っている
という事を、この視察研修で知る事となりました。
では、
「いわき市の経済を盛り上げる事に貢献しよう! (←建前)」という事で
視察研修一行が
向かった先は…
(いやぁ真面目な話、「浜風商店街」で「宿泊は○ワイ○ンズです」と言ったら、展示ブース係の方に
「地元経済復興にご協力ありがとうございます。」と言って頂けたんです…)
続きは(後編)をお待ち下さい。
(文責 事務局加藤)